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てんかんにともなう精神障害

2019年07月16日
タブレットを見ている医者

てんかんという病気のなかでもさまざまな種類があるため一概にはいえませんが、生まれつき脳にダメージがあることなどが原因となる症候性てんかんのような場合には、てんかん特有の発作という症状のほかにも、さまざまな症状が発生する場合があります。
たとえば、運動障害、知的障害、言語障害などといったもので、知的障害がある場合には、都道府県が発行している療育手帳や愛の手帳とよばれる障害者手帳の交付対象となるため、手帳を所持することで、さまざまな福祉のサービスを受けている人というのもめずらしくはありません。
また、一般の人では交通事故で頭などのたいせつな部分をぶつけてしまった場合に発生しやすいとされる、高次脳機能障害とよばれる病気も、てんかんに併発しやすいもののひとつであり、ものが覚えられなかったり、他人に対して理由もなく攻撃的になってしまったり、意欲がなくなったりといったことがあり得ます。
さらに、てんかんの発作に関連して、さまざまな精神症状が起きることがあり、発作が起きる前の時期になると、なぜか怒りっぽくなったり、幻覚や幻聴のような体験をしたり、意識がもうろうとしてしまったりといったことがありますので、逆に発作の兆候ととらえて服薬などで対処するといったことも行われます。
ほかにも、てんかんに直接関連したことではありませんが、二次的なものとして、発作をくりかえすことで不安になったり、社会的に孤立してしまったりすることによって、うつ病などの精神障害を抱えてしまうといったこともあります。
こうした場合については、適切なカウンセリングを受けたり、精神症状のほうに対応した服薬をするといったことが必要になることがあります。