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てんかんの精神症状の治療法

2019年12月20日

「てんかん」とは、発作を繰り返す脳の病気です。
年齢や性別などに関係なく発病し、脳の神経細胞に突然発生する激しい電気的な興奮によって繰り返す発作を特徴とし、けいれんや強直発作または短時間の意識消失、複雑部分発作など多彩な症状が現れます。
ただし患者ごとに発作の症状は一定で、同じ発作が繰り返し起こることが、てんかんの特徴といえます。
脳の障害のある部分によって、運動の障害、知的障害、言語障害がみられ、特に症候性全般てんかんには、知的障害を認めることがありますが、これは脳の障害のために発作と知的障害が起こっていると考えられます。
また発作がおこる前に精神症状が現れる場合があります。
精神症状のほとんどは、複雑部分発作の際に見られ、発作後に不安感や興奮状態などがみられることがあります。
そのほかにも、幻覚が見えたり怒りっぽくなるなどの症状がありますが、てんかんと精神症状は表裏一体の関係にあり、両者は分かちがたく結びついています。
ある研究では、患者の約47パーセントに精神症状の所見が見られ、そのうちの29パーセントが精神障害であると言われています。
このことからてんかんの治療には、精神科医の関わりが重要となりますが、てんかんが原因の性格変化はてんかんが治るとなくなるので、あきらめる必要はありません。
てんかんの発作は、大脳の神経細胞の過剰な電気的興奮と、その興奮が広がることで起こりますが、これには興奮を抑えるタイプと興奮の広がりを抑えるタイプの薬があります。
興奮の働きを抑える薬は、興奮を引き起こすイオンの働きを抑えることで過剰な興奮が起こらないようにします。
また興奮の広がりを抑える薬は、脳の中にあるGABAの働きを強め、症状を抑える働きをします。