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海外医薬品を日本に個人輸入することは可能か?

2019年06月28日
人間の脳と電波

てんかんの症状は、起きている症状に合う抗てんかん薬を服用することで抑えることができますが、そうであっても大事な用事や作業をしている最中に症状が起きるかどうか不安な人も少なくありません。
このような人の中には、自分で抗てんかん薬を調達して、自宅に保管しておけないかと考える人もおり、実際に実行にうつしている人もいます。
日本で製造と販売が行われている抗てんかん薬はすべて処方せん医薬品となっているため、手に入れるためには病院で医師の診察を受けなければなりません。
そのため、病院に行かずに抗てんかん薬を手に入れるには、外国製の抗てんかん薬を通販サイトを通じて個人輸入してくるしかありません。
ただし、通販サイトから個人輸入をする場合は、日本の法令と通販サイトの利用規約を遵守した上で手続きを行う必要があります。
通常、外国製の医薬品を輸入したり、国内に持ち込む場合は、地方厚生局に対して薬監証明の手続きを行わなければなりませんが、処方せん医薬品については用法・用量で1ヶ月分に相当する量までであれば、薬監証明の手続きが不要で、税関での確認を経て国内に持ち込むことができます。
通販サイトではこのルールにしたがって、注文可能な医薬品の量に上限を設けているので、大量に抗てんかん薬を個人輸入したい場合は、何度かに分けて注文しなければなりません。
また、医薬品の個人輸入は、輸入者本人が使用することを目的に許されているものなので、輸入してきた医薬品を他の同じ病気の患者に譲り渡したり、他人に頼まれて医薬品を輸入することは法令上許されていません。
そして、副作用が発現した場合の補償についても制限があります。
日本では国内製の医薬品については、使用によって被害を受けた場合に救済制度によって補償を受けられる可能性がありますが、外国製医薬品はこの救済制度の適用対象外となっており、薬による健康被害に対しては自己責任となります。